映画『ドライブ・マイ・カー』を観て

ドライブ・マイ・カーのポスター 映画

上映時間3時間の映画『ドライブ・マイ・カー』耐えられるかどうか心配な方や躊躇している方へ
決断の参考にして貰えたらと思います。

あらすじ

舞台俳優兼演出家の家福悠介(西島秀俊)は脚本家の妻 (霧島れいか)と暮らしていた。
一人娘を4歳の時肺炎で亡くし、妻はそれ以後子供を望まず、約20年の結婚生活を送っていた。
妻のはセックスの後、ある物語を語り始める。が、彼女にその記憶は全くない。
翌朝、悠介からその物語について聞かされ、脚本に書き起こしていた。
そんなお互いがお互いを必要とした日々を過ごしていたある日、の秘密を知ってしまう悠介
それに気づかないフリを続けていた悠介だが、朝、出かける際にから「今晩帰ったら話できる?」と真剣な顔で云われる。深夜帰宅した悠介は床に倒れている音を見つける。
そして。そのまま音はなくなってしまうのだった。


の死から2年の歳月が経ち、広島で開催される多言語の演劇祭の演出を依頼される悠介
愛車のサーブで広島に向かう。主催者が手配した専属ドライバーみさき(三浦透子)を拒み、
自分で運転する事を貫こうとするが、自分の愛車に対する思いを見抜いたみさき
そのドライブテクニックを気に入り、滞在中の運転を任せる事にした。


演目『ワーニャ伯父さん』のオーディションにはアジア圏の各国から受けにきていて、その中には
日本の有名俳優高槻もオーディションに参加していた。スキャンダルのあった高槻だったが
を介して面識のあった悠介は彼を希望した役ではなく主役のワーニャに起用する。
戸惑う高槻をよそに稽古は進行して行く。

劇中劇『ワーニャ伯父さん』を絡めつつ、悠介みさき高槻が人の死を通して、それまで見ない様にして生きてきた人生に、向き合っていかなければならない事に気付かされていく姿が描かれています。

レヴュー

冒頭、妻がベッドの上で創作した物語を話し始める部分から引き込まれてしまいます。
彼女の語る物語の続きを知りたくてどんどん引き込まれます。とにかくセリフが美しい。
さすがカンヌ映画祭で脚本賞を受賞しただけのことはあると見ていて思いました。


次から次へと飽きることなく見ることができて3時間という長さを感じさせない映画でした。
自分自身と向き合う事を避けて生きてきた悠介に、自分を重ねてしまいラスト泣けてしまいました。
『ワーニャ伯父さん』の最終幕、ソーニャが悠介演じるワーニャに手話で語るセリフが心に染みました。

まとめ

最初、見る前は3時間という長さに見るのを躊躇っていましたが、ほんとに見て良かったと思っています。生きていれば辛い事もたくさんあるが、それでも前を向いて生きていかなければならないと思わせてくれる映画です。セリフが美しく、再度見たくなる余韻の長い映画でした。
この秋おすすめの1本です。

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